takatai
2008/10/31 だるまの色づけに感動
2008/9/26 素朴な懐かしい味
2008/8/29 夏休みの一日を満喫
2008/7/25 元気の源確認
2008/6/29
おもてなし広場
2008/5/30 榛名湖
2008/4/25 観音山
2008/3/28 箕郷梅林
2008/2/29 雪の烏川
2008/1/25 少林山だるま市を満喫
2007/12/28 榛名湖に電飾の輝き
2007/11/30 にぎやかな大道芸まつり
2007/10/25 鳴沢湖
2007.9.28 コスモスを探して
2007.8.31 くだもの街道
2007.7.27 尾瀬
2007.6.29 浜川運動公園のハナショウブ

●群馬県の上毛新聞社の高崎のみ約62000部毎週金曜に
発行の折り込み紙です。月末の連載予定です
楽しみにしてください

筑井孝子の気ままにスケッチ 
       
◆17◆
   だるまの色づけに感動


赤塗りの作業

イチョウ並木

『赤塗りの作業』『音楽センターまでのイチョウ並木』

 

 前橋での個展が終わりました。夏に行った東北のスケッチをまとめたミニ画集や来年のカレンダーもできあがり、すごくうれしい気持ちです。個展にはタカタイのファンの人もたくさん来てくれました。

 今回は花でも描こうかと高崎市内を回っていたら、ちょうど「岡田だるま店」の色づけをしている所を見つけました。「作業を描いてもいいですか?」と聞くと、中にいるご主人に聞いてくださいとのこと。ダルマの顔を描く緊張した作業中におじゃましてしまい、私も緊張しましたが、快く了解していただけました。

 作業場には白いダルマが並んでいます。描こうとすると「あと10分で終わっちゃうよ」との声。白のダルマは赤い塗料の中につけられ、瞬く間に色づいていきます。そのスピードは私の筆でも間に合わないくらいです。

 段取りがよく、みんなの動きにそつがありません。「今度は金色のダルマだからね」と準備を始めました。ところが、ご主人が塗料のふたが閉まらずに四苦八苦しています。それに気づいた奥さんが「あ、私が踏んだみたい」と明るく言います。ふたが踏まれてゆがんでしまったのです。それでもなんだか明るく和やかな雰囲気です。奥さんは「あはは。この話新聞に書いちゃう?」って大声で笑います。

 金のダルマは大きな平筆で一つ一つ色を塗ります。「一つ塗ってみる?」。私も初挑戦です。「うまいね。10個くらい塗っていかないかい?」とまた大笑い。大きな扇風機とすごいスピードの作業に感動しました。

 その後、友達のお見舞いをしようと高崎病院への道を急ぎました。もうイチョウが色づいています。オスよりメスの木の方が色づきが早く、ギンナンもたくさん落ちています。彼女が一日も早く治って元気になってほしいと願いながら、夕陽をあびてキラキラと光るイチョウを描きました。

 病室で絵を見せると、「あ、たかちゃん、そこだね」って…。看護婦さんも「原画なんか初めて見ちゃった」と喜んでくれ、みんなの笑い声が響きました。病院の中にひとときでも笑顔があふれるよう、新聞ができたらまた持っていきたいと思います。