
●群馬県の上毛新聞社の高崎のみ約62000部毎週金曜に
発行の折り込み紙です。月末の連載予定です
楽しみにしてください
●『法輪寺五百羅漢像』『護摩を見る子供たち』
この記事を読んだ 読者から
「同じ場所を見に行きました。」と感動の
お便りが届き 新聞に掲載されました。
多くの方の反応がたのしみです。
数年前、個展に来てくれたファンが「僕を描いてください」とソファに座ってポーズを取ってくれました。いつも画集の表紙の裏にサインをしているのですが、それまで似顔絵を描いたことはありませんでした。なんでもチャレンジだと思って描いたところ、すごく喜んでくれました。その方は安中のフランス料理店「らかん亭」のおじいちゃんで、私の本を店に置いてくれました。
その絵を見た法輪寺(高崎市羅漢町、三浦興優住職)の奥さんから、「ぜひ90歳になる私の父も描いて」と話がありました。その話を聞いた知り合いが「法輪寺には『五百羅漢』があるんだよ。すごいらしいよ」と教えてくれます。私もいろんなところで羅漢さまを描いていて、どんなものだろうと興味をもちました。
おじいちゃんを描きに行ったときに見せてもらうと、本堂の壁面に作られた台座に157体もの羅漢さまが並んでいます。そのすばらしさにびっくり! 群馬でも知らないことだらけだと驚きでいっぱいでした。聞くと、江戸時代につくられたもので、そのすばらしさから地名に「羅漢町」とついたほどだそうです。たくさんのすばらしい物が長く残っていけるといいなと実感しました。
1月23日、法輪寺で「二十三夜尊」があるからと絵の依頼を受けました。檀信徒、和讃会の方々が、鈴鉦をダルマ落としの棒のような物で打ち鳴らしながら「二十三夜尊」の歌を練習しています。初めて見る光景です。しばらくするとたくさんの人が集まってきました。隣の保育園の子供たちも正座をして、よい子で見ています。
本尊の前では、小さなたきぎのような護摩木を燃やす「護摩」が始まりました。太鼓の音とともに大きな火と煙が寺の中を不思議な雰囲気にしていきます。子供たちが興味津々でのぞき込むようにしている姿も、とってもかわいいものです。
護摩が終わると私に興味を持った人たちがみんな集まってきてくれました。「こんな先生がいるなんて知らなかったわ」と私の絵はがきやカレンダーを見て大喜びです。でも私の方が知らないことばかりで、新しい世界を知ることができました。このつながりからまた新しいつながりが始まるような楽しい一日でした。